飛沫感染でインフルエンザに感染、リレンザで治す

冬になると大流行するインフルエンザ。感染経路のほとんどは飛沫感染で、感染者がしたくしゃみや咳の飛沫物に付着していたり、一緒に吐き出されたウイルスを吸い込んでしまうことで感染してしまうのです。インフルエンザウイルスは1個体内に入ると8時間後に100個、24時間後には100万個というスピードで増殖し、感染から1日、長くとも1週間以内に発症します。インフルエンザが大流行する理由は、まだ発症していない、感染しているだけの状態でもすでにウイルスをくしゃみや咳と一緒に撒き散らしてしまっている可能性が高いことです。インフルエンザウイルスは人の喉から肺にかけての気管の粘膜で増殖します。そのため、くしゃみや咳をするとウイルスが簡単に感染者の体外に吐き出されてしまいます。咳やくしゃみをすると3メートル先にまでウイルスが撒き散らされてしまうため、気づかないうちに家族や職場の人など、身近にいる人が続々と感染してしまうのです。
インフルエンザの治療薬として初めての吸入薬であるリレンザは、インフルエンザウイルスが増殖する気道に直接作用します。リレンザはウイルスを殺す薬ではなく、増殖するのを抑えるための薬のため、感染したかも、と思ったらすぐにでも服用することが重要です。吸入してすぐにウイルスの増殖を抑制する作用が働きだすため、他の内服薬に比べて効果が早いと言われています。ウイルスが増殖しきってしまってからでは、リレンザのインフルエンザウイルスの増殖を抑える作用は効果が薄くなってしまうため、感染してから48時間以内に使用を開始するようにしましょう。感染して病院から処方を受けた場合、家まで待たずにその場で吸入すると良いでしょう。