リレンザ使用時は案内文を理解し体温調節も行う

リレンザは抗インフルエンザ薬の一種ですが、一般的な医薬品とは違った形状をしています。リレンザにはプラスチックでできた専用の吸引器とよばれるものが付属しており、これに薬剤が入った銀色のディクスとよばれるものを装着して用いるようになっています。まずはここで薬剤がしっかりとセットされているかどうか、また実際に使用するにあたっては、吸引器を水平にかまえ、息とともに薬剤を吸い込むことになりますので、その吸い込み方が上手くいくかどうかというのもたいせつになってきます。
通常はあまりないような形状の医薬品ですので、使い方を間違ってしまうと、リレンザの有効成分である薬剤が、インフルエンザアイルスが集まっている気道の粘膜のような場所にピンポイントで届かなくなってしまいます。そのため、リレンザを使うにあたっては、はじめに添付されている案内文書を読んだ上で、その指示にしたがうということが求められるのです。
リレンザは、慣れれば5歳くらいの小児から使用できるもので、いまのところリレンザでは未成年の異常行動のような副作用は確認されていません。こうした抗インフルエンザ薬を服用した場合、未成年者では異常行動がみられるという可能性が指摘されていますが、これはインフルエンザの症状として高熱が出て、意識がもうろうとするところから生じる場合も多いものです。まれなケースですが、インフルエンザによって脳症に発展するようなこともあります。
そうはいっても、実は市販の解熱鎮痛剤にはインフルエンザ時に使用することによって、かえって副作用のおそれが高まるものがありますので、医師の指示にしたがって正しい医薬品の服用に努めるとともに、エアコンでの室内温度の設定や衣類を着こむことなどによる体温調節、水分補給といった、基本的なことがらにも注目したほうがよいでしょう。